大切な命を守るために。覚えておくべき遺品整理時のペットの扱い方

 

近年は、ペットを飼う方が増加している傾向にあるといわれています。特に一人暮らしをする方にとっては、さびしさを紛らわせてくれるペットの存在はかけがえのないものといえます。

 

しかし、その一方で一人暮らしの飼い主が亡くなってしまったとき、ペットの扱いをどうするかが問題になることもあります。遺族が引き取ることができれば問題ありませんが、引き取れない事情があったり故人に身寄りがなかったりする場合、ペットもまた孤独になるのです。このようなとき、ペットをどのように扱うべきなのでしょうか。

 

 

■高齢になってペットを飼う人は増えている

 

上述のように、一人暮らしの方がペットを飼うケースが増えていますが、その中でも増加しているのは高齢者だといいます。既に子どもも独り立ちをした上、配偶者に先立たれることがある高齢者は、ペットだけが心を癒やす存在になるという場合も少なくありません。また、仕事を退職して家にいることが多くなる高齢者は、運動不足を解消するためにペットを散歩に連れて行ったり、世話をしたりすることで生活にハリが出てきます。

 

とはいえ高齢者の場合には、飼い主のほうがペットよりも先に亡くなってしまうケースも考えられます。このとき、他に家族がいないペットの扱いについては、遺品整理と同様に大きな問題になりえるのです。

 

 

■遺されたペットを守るために

 

 

故人と一緒に暮らしてきたペットについて、遺品整理の際に遺族が困った結果、保健所に殺処分を依頼するケースも多いようです。しかし保健所は、本来であれば飼い主を持たず生活している動物たちが病気を蔓延させないように、一時的に預かる場所です。そのため、ペットを飼う人がいなくなったときの駆け込み寺ではないことをよく覚えておきましょう。

 

以下では、飼い主が亡くなった後に遺されたペットを守るために、どのような方法があるのかをみていきます。

 

 

・生前に家族と相談をする
高齢になれば、自分がペットよりも長生きできるかどうかの保証は持てないものです。そのため、家族がいる場合には自分が亡くなった後のことを生前にきちんと家族と話し合って、どうするかを決めるのが最善であるといえます。これは、遺品整理の話し合いにも有効です。

 

 

・引き取ってくれるペットショップなどを探す
ペットショップやボランティア団体などでは、飼い主を亡くしたペットを引き取って世話をしてくれるところもあります。また、里親探しを行っている場合もあるので、相談するという選択肢もあります。

 

 

・信頼できる人にペットの飼育を条件に飼育用の財産を贈与する
これは、法的な方法でペットを信頼できる人に託すという方法です。遺言書の作成の際に、自分の死後にペットを託す人を記載し、その人に飼育用の財産を贈与する代わりにペットの世話をきちんと行うように約束します。こうした方法は負担付遺贈、または負担付死因贈与契約となります。

 

 

■ペットのご相談も遺品整理のプロへ

 

高齢者はもちろんのこと、一人暮らしでペットを飼っている方はペットを遺して先立ってしまう可能性があります。遺されたペットの扱い方について、どうしてもよい方法が見つからないという場合は遺品整理業者に相談してみることをおすすめします。遺品整理業者であれば、物だけでなくペットの扱いにも慣れているため、安心して任せることができます。