間違えやすいので要注意!遺品整理と遺産整理

 

家族が亡くなったとき、故人が所有していた家具家財や財産を整理し、必要に応じて処分したり相続したりといったことが必要です。このときに、遺品整理と遺産整理という言葉が出てきますが、このふたつは混同されやすいものであるため注意が必要です。

 

これらふたつは全く異なるものであるため、しっかりと覚えて間違わないようにしておくことが大切です。以下では、遺品整理と遺産整理の違いについてご説明します。

 

 

■間違えやすい遺品整理と遺産整理

 

遺品整理と遺産整理の大まかな違いをみていきましょう。

 

 

・遺品整理

故人が遺した家具家財や持ち物などを整理、処分することです。故人が家にひとりで住んでいた場合は、日用品から家具に至るまで多くのものを整理する必要があり、物品の大小や量などは多岐にわたります。

 

 

・遺産整理

こちらは、故人が遺したものの中で特に遺産に関する整理を行うものです。相続財産を法律に従って法定相続人に正しく遺産を分配し、銀行口座の解約や不動産の名義変更などの各処理について、司法書士や税理士、金融機関が手続きを行います。

 

 

このふたつを勘違いしている方は多く、遺品整理の依頼をしようと思った際に、本来は遺産整理を担当する司法書士に依頼していたというケースも少なくありません。

遺産整理は相続に関する法律に基づいて専門家が的確な手続きやアドバイスを行うものですが、遺品整理に関する法律は、それが相続財産とみなされるものではない限りは存在していません。遺品整理については専門の業者がいるため、遺品整理の際には司法書士ではなく遺品整理業者に依頼することが大切です。

 

 

■遺品整理で行う主なこと

 

 

ここでは遺品整理にスポットを当て、遺品整理業者に依頼したときに行う主な作業をあげていきます。

 

 

・遺品の仕分け
故人が所有していた物品について遺族が形見分けをするものや、今後家族が引き継いで使っていくもの、誰も使わないために処分が必要なものなどに分けていきます。また、故人が遺した日記や手帳などは大切なものであり、向こう2年くらいに必要になるという事例もあるため、きちんと整理して保管することが重要です。

 

 

・処分する物品の処理
上述したような遺品の仕分けを行った後、処分すべきものを適切に処理します。このとき、すべてを廃棄するのではなくリサイクルが可能なものをできるだけ残せば、遺品整理にかかる費用も抑えることが可能です。

 

 

・遺品の供養
遺品整理業者によっては、故人の大切な遺品について丁寧に供養を行うこともあります。故人の魂が宿っているように感じるものがあれば、供養を行ってきちんとお別れをするのもよいでしょう。こうした遺品の供養を行っているかどうかについては、担当者にお問い合わせください。

 

 

■心を込めて遺品整理を行う業者を選ぶ

 

このように、故人が遺した財産以外の物品を整理する遺品整理では、ただ単に処分するのではなく故人と遺族の思いを尊重しながら作業が進められていきます。そのため、遺品整理業者は常に遺族の気持ちに寄り添う作業を行う必要があるのです。遺品整理業者を選ぶ際には、遺族の気持ちに寄り添った遺品整理ができるかという点から選ぶことが大切です。