リフォームにも対応してくれる!遺品整理業者の原状回復作業

 

故人が生前に賃貸物件に住んでいた場合、部屋の状況によってはハウスクリーニングだけでなく、原状回復作業をしなければなりません。

遺品整理業者の中には、原状回復作業も同時に行う業者があります。そこで、今回は原状回復作業を行う遺品整理業者についてご紹介します。

 

 

■時代に合わせて変化

 

一般的に遺品整理業者の作業は、故人が残した遺品を整理し、必要なものと不要なものを分けることです。しかし、孤独死が問題になっている現代では、遺品整理業者のサービスも変わりつつあります。例えば、遺品整理と同時に原状回復作業も行うサービスが登場しています。

以前は、遺品整理と原状回復作業は別に依頼するのが一般的でした。しかし、別々に依頼することは手間で、料金が高くなってしまい遺族に負担がかかります。遺族の負担を考えると、遺品整理と原状回復作業を同時に依頼できたほうが負担が少なくなります。そのため、遺品整理と原状回復作業を同時に依頼できる業者が増えてきました。

 

 

■悪臭を除去した後に原状回復作業

 

 

故人が亡くなった状況によっては、通常の清掃では除去できない体液や血液の染み込み、遺体に発生してしまったウジなどの害虫や腐敗が起こります。

体液は、体内にあったさまざまな成分を含んだ液体なので水などの液体と異なり、臭いを放ち床下まで浸透します。床下まで体液が染み込んだ場合、染み込んでいる範囲をすべて取り除かなければ、悪臭を消すことができません。どれだけ見た目をきれいにしても、臭いの根源を除去しないと再び居住することが難しくなります。そのため、通常の清掃ではなく特殊な技術を用いた方法で悪臭を除去します。悪臭を除去する作業の流れは、以下のようになります。

 

 

 

1. 消臭・除菌する
2. 汚染箇所と範囲を確認し、悪臭の根源を突き止める
3. 悪臭の根源がある箇所を解体し、オゾンなどの機器で除去する
4. 防臭剤などを用いて防臭作業や害虫駆除などを行ない、殺菌・消毒・殺虫で完了

 

 

 

悪臭の根源の除去には、主にオゾンで行います。オゾンは物質を酸化させる力が強く、悪臭を放つ物質に触れてしまうとオゾンの分子と融合して分解します。臭いの物質が分解されたら、空気中に残らず消滅するので完全に脱臭することができます。また、オゾンで除菌も徹底的に行えます。耐性菌が作られることもないので、衛生面も改善されます。

 

体液などの悪臭の除去が完了後、原状回復作業に移ります。体液が床下まで浸透している場合、その部分を解体しなければなりません。体液が染み込んでしまっている部分はすべて除去、または汚染された箇所を切り取って補修し、防臭剤を塗布する作業を行います。体液などが染み込んだ部分を取り除いて徹底的に防臭するので、原状回復作業を行った後に臭いが残ってしまうことはありません。また、臭いの根源部分がある箇所を特定し、最低限の範囲で作業を行なうので費用も抑えられます。

しかし、広範囲で現場の状況が悪い場合、部屋をすべてリフォームする必要があります。リフォームの場合は、費用が高額になるので注意が必要です。

 

 

以上、遺品整理と同時に原状回復作業を依頼できる業者についてご紹介しました。孤独死が問題視されている現代では、原状回復作業が必要になることが増えています。再び居住可能にするためには、孤独死が起こった現場だとハウスクリーニングでは対処できません。現場の状況に応じて原状回復作業も遺品整理も対応する業者の必要性は、非常に高いといえます。