高い?安い?特殊清掃にかかる費用はどれくらい?

 

少子高齢化社会の日本では、近年孤独死が増加しています。また、ストレス社会に耐えかね、自殺によって命を絶つ人も少なくありません。そういったことが部屋の中で起こると、遺体の発見が遅れやすくなるため、異臭などのさまざまなトラブルが生まれる原因ともなっています。

そのような部屋を掃除する仕事が、特殊清掃です。異臭の立ち込む部屋を掃除するその仕事を依頼する場合、費用はどれくらい用意する必要があるでしょうか。

そこで今回は、特殊清掃の費用についてご紹介します。

 

 

■特殊清掃の主なサービス

 

特殊清掃には、主に3つのサービスがあります。それぞれについて、以下にご紹介します。

 

 

・体液・汚物などの除去

発見の遅れた遺体の体液や血液、または糞尿が部屋の床や壁、家具などに染み込むことで、強烈な悪臭を放ちます。この悪臭を取り除くために、体液などが染み込んだ絨毯や畳、布団、家具に至るまですべてのものを部屋から撤去します。

 

 

・害虫駆除

遺体によって湧いたウジやハエ、ゴキブリといった害虫を、掃除機やほうき、または専用の殺虫道具を使用して徹底的に駆除します。

 

 

・消臭・消毒

部屋の中に充満した死臭を消すために、専用の消臭道具などを使用して臭いの元から取り除きます。

 

 

■特殊清掃にかかるおおよその費用

 

 

特殊清掃の総額は、税抜き55,000円~500,000円が相場です。この値段にかかるサービスごとの内訳は以下の通りです。

 

 

・体液・汚物の除去…20,000円~250,000円
・害虫駆除…15,000円~100,000円
・消臭・消毒…20,000円~150,000円

 

 

なお、上記の値段は遺体が発見されるまでに経過した日数や、発見された部屋の状態などで大きく異なります。

もしも遺体から排出された体液や血液が床下にまで染み込んでいた場合は、部屋のリフォームが必要になります。バスルームをリフォームするとなると、リフォーム代として200万円ほど必要となるケースもあります。

 

 

■遺品整理の大切さ

 

特殊清掃で行われる家具の除去は、遺品整理ではなく遺品回収であることが少なくありません。遺品回収の場合、遺族にとっては故人との思い出の品になるものであっても、業者は分別すること無くすべてを撤去してしまいます。

そういったことを防ぐためにも、費用はその分かさみますが、遺品整理のサービスも特殊清掃と併せて申し込んでおくことが推奨されます。

以下では、遺品整理の値段の相場を間取りごとにご紹介します。

 

 

・ワンルーム…30,000円~100,000円
・1DK…30,000円~120,000円
・1LDK、2DK…50,000円~250,000円
・2LDK、3DK…90,000円~420,000円
・3LDK、4DK…120,000円~680,000円
・4LDK、5DK…150,000円~800,000円

 

 

上記の通り、基本的に部屋の数が増えるほど、遺品整理の値段は高くなります。また、遺品の量や状態によっては、相場よりも高い値段を請求されるため注意しておきましょう。

 

 

一般的に、特殊清掃にかかる費用は依頼のあった部屋の状態によって変わります。ただし、上述したすべての値段はあくまで費用の相場です。

特殊清掃を行う業者によって費用は異なるため、業者に費用の見積りをしてもらった後で清掃を依頼することが大切です。